義足で大阪万博へ
右足大腿義足、左足根中足義足歴10年程の私が、一人で大阪万博に行ってきました!
義足ユーザーの視点から、疲労感や感じたことをお伝えします。
回った感じ
入場

私が行ったのは9月の前半、まだまだ夏の気温の平日でした。
10時入場の予約をして、9時30分頃東ゲートにつきました。画像のとおりすごい人で、入場まで40分ほど立って待ちました。
中には折り畳みの椅子を持参して待っている人もいました。
私はラーメン屋の行列で慣れているので(?)40分の行列でもそこまで苦なく立って待つことができました!
万博に行った間ずっと、足の疲れ以上に暑さにやられていました(笑)
フランスパビリオン

全く予約なしの状態で臨んだ万博。東ゲート近くに、人気のフランスパビリオンがあり、真っ先に並びました。
こちらは1時間ほど待ちました。ルイヴィトンの展示が良かったです。フランスとルイヴィトンが本気で空間を作るとこうなるのか……!と思えるクオリティの高さでした。
ロダンの「手」の像も複数見ることができました。

これが世界的に有名で、後世に渡って評価され続けている作品か〜と思いながら見ました。

精巧なつくりで「手」を表現しているのだろうけれど、心が揺さぶられたり感動することはありませんでした。
こういう世界的な傑作をみて、その凄さを十分に感じられるようになりたいなと常々思っております。本を読んでから行ったらまた違うのでしょうか……。またどこかで挑戦してみたいです。
フランスパビリオンで40分ほど過ごした後、外に出てしばらく休憩しました。大屋根リングの下には椅子がたくさんあります。
日陰の椅子はけっこう埋まっていましたが、日向の椅子は常に空いているような状態で、休憩場所には困りませんでした。
トルクメニスタンパビリオン
次に並んだのは、ネットで穴場と言われていたトルクメニスタンパビリオン。
「穴場です!」という情報が出回っていたためか、結構人気で、私は平日でしたが50分ほど待ちました。
もはや空いている穴場ではなく、普通に人気のいいパビリオンという感じでした(笑)
国と指導者を讃える動画を見ました。


イタリア飯
こちらはネットでお勧めされていたフードです。ここも30分ほど並んで買いました。

見た目のとおりおいしかったです。特にトリュフたまごサンドは、トリュフの風味が効いていて美味でした。
ポケモンたち

万博会場には、ポケモンの像がありました。そのポケモンをすべて写真に収めました!

一応地図は持って行っており、そこにポケモンも記載されていたのですが、近くまで行っても見つからないことが結構ありました。

そんなときはX(旧Twitter)で「万博 ○○(ポケモン名)」で検索し、出てきた写真の周囲の風景を頼りにポケモンを探しました。

昔の名作ゲーム「サルゲッチュ!」のサルレーダーでサルを探すときみたいで楽しかったです。(笑)



大屋根リング

ポケモンの写真を撮るために、大屋根リングに上って会場を移動しました。なんやかんや、ここでの体験が一番心に残りました。
大屋根リングからは万博の建物を上からみることができ、景色が良かったです。

リングの上で、70代くらいの車いすユーザーの女性と車いすを押す男性(おそらくご夫婦)に出会いました。
旦那さんが奥さんの写真を撮っていました。せっかくなのでと思い、「よかったらお二人のお写真を撮りましょうか?」とお声かけして撮影しました。喜んでいただけた様子でした。
もしかしたらありがた迷惑だったかもしれませんが、、、受け答えの様子から、本当に喜んでいただけたんじゃないかと思っています。
歩数と疲労感
9:30頃から会場に来ていて、夜までいようかと考えていましたが、暑さと疲れで15:30頃には帰路につきました。
結局この日の合計歩数は12,354歩でした。感覚としては、「疲れた〜〜かなり歩いたな〜〜!」という感じです。
また、非常に暑い中で歩かずに立って行列に並んだ時間も多かったので、実際には12,354歩を歩く以上の疲労感だったと思います。
ただ、断端が痛くなったりするようなことはなく、次の日には元気に過ごすことができました。
おわりに
大阪万博、総じて行って良かったです!かなり疲れましたが、それ以上に良い経験でした。
この記事を読んで、義足ユーザーでも意外と元気に外出できるんだな!と思っていただけたら嬉しいです。
今後も義足で外出した際の体験を書いていきますので、よければご覧ください。ではでは!

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