はじめに
断端と義足のソケットを繋ぐシリコンライナー。長く使い続けると痛んできます。
シリコンライナーの耐用年数は1年です。(例外もあるかもですが、調べた限りでは1年です。)
1年使用すると、一部が薄くなってきたり、汚れが定着してきたりします。

だんだん痛んできます。
私は大腿義足を使用して10年程になります。今までに同じシリコンライナーを2年以上使ったこともあるのですが、最後には裂けてきました。やはり早めに交換するのが良いと思います。
最近シリコンライナーを新調する機会がありました。今回はその体験をもとに、シリコンライナーの新調(作成)の流れ、価格などを解説します。
シリコンライナー作成の流れ(実体験)
私の場合、身体障害者手帳を持っており、手帳の補装具費支給制度を使って義足の支給を受けています。労災等での支給の場合、問い合わせ先が変わってくるかと思います。
ここから、私が実際に行った手続きを書いていきます。
①市区町村役場に電話して、手順を確認
まずは、電話で役所に支給手順を確認します。「〇〇市(お住まいの市区町村) 補装具支給」で検索すると、問い合わせ先が出てくると思います。
私も住所地の役所に電話して、「使っているシリコンライナーの耐用年数1年が過ぎたので、作成したい。郵送で手続きしたい。」と伝えました。
以下の流れを教えてもらいました。
- 義足の業者に見積書作成を依頼してください
- 補装具費支給申請書を自宅宛に送付します
- 記入済の補装具費支給申請書、障害者手帳のコピー、見積書を一緒に返送ください
- 補装具費支給券と支給決定通知書を送付します
- 支給券が届いたら、装具業者に連絡して作成を依頼してください
- 品物が完成したら、補装具費支給券と自己負担額を装具業者に渡してください
※今回のシリコンライナー作成は、手続上は大腿義足の修理という位置付けになるようです。もしソケットの修理をするなら医師の判定が必要だが、耐用年数が経過したシリコンライナーの場合は医師の判定は不要ということでした。
②義足事業者に見積依頼
さっそく、いつも義足作成をお願いしている事業者の担当の方に見積書作成を依頼しました。
1週間ほどで見積書を自宅に送付くださいました。(早くてありがたい限りです。)
見積書の金額は、13万円台でした。市町村の制度や、所得の状況にもよるみたいですが、原則このうちの1割が自己負担となるそうです。
③補装具費支給申請書を提出
補装具費支給申請書も役所から1週間以内に届きました。住所氏名等を記載し、見積書と障害者手帳のコピーを添付して役所に返送しました。
④補装具費支給決定通知書&支給券が届く
申請書提出の1週間ほど後、補装具費支給決定通知書と支給券が届きました。決定通知書は自分で保管するもの。支給券は氏名等を書いて装具業者に渡すものです。
支給券には、委任状も一緒についていました。補装具費の自己負担1割を除いた残り9割を請求する権利を委任しまーすということが書いてあります。まあ、本来は全額私が業者に支払って、残りの9割を私から役所に請求する立て付けなのでしょう。それを、実際は1割業者に支払って、9割を役所に請求する権利を業者に委任するよーというかたちのようです。
⑤装具業者に支給券が届いた旨の連絡&ライナー調整の日程決め
支給券が届いたら、業者の方にその旨を連絡します。その際にライナーの調整(カット)の日程を決めます。
⑥シリコンライナーの調整(カット)
新品のシリコンライナーを履いて、自分に合う形にカットしてもらいます。


ペンでカット位置を書いてくれます。

この後カット部分の仕上げ処理が必要です。
私の場合、ソケットよりも少し長めにカットしていただくようにお願いしました。ソケットが直接肌に当たって痛くならないようにするためです。
ちょっと長めにしておいた方が、シリコンライナーの装着の仕方に左右されずにしっかりソケットをカバーしてくれて良いと思います。
何も言わずともいい感じにしてくださいますが、希望があるなら念の為言うのが吉だと思います。
この後、カットした部分の仕上げ処理のために業者の方が一度持ち帰ります。その後完成品の受取となります。
⑦完成品の受取・支給券と自己負担額お渡し
完成したら、シリコンライナーの受取に行きます。その際に支給券と自己負担額をお渡しします。自己負担額は約13,600円でした。

おわりに
シリコンライナーの新調の流れを解説してみました。役所や業者の方の忙しさや、在庫の有無にもよると思いますが、作成まで長くても2ヶ月はかからないと思います。
今回は実は同時に中足中根義足も一緒に作っていたので少し時間がかかりました。(それは別の記事にします。)
この記事が皆様のお役に立てば幸いです。ではでは!
