大腿義足で傷ができて痛い! 3つの原因とその対策

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大腿義足で傷ができる

大腿義足で歩いて傷ができて痛い。痛いけれど歩かなくちゃならなくて、また傷ができてしまう…。義足を使い始めの頃の私の状況です。傷ができて原因も不明だと辛いですよね。

この記事を読んでいただくと、義足でできる傷の原因3つと、対処法がわかります!

この記事は、義足を使い始めて11カ月経った頃に書き留めていた内容です。使い始めの義足ユーザーの当時の生の声をお届けします。

義足歴10年ほどになりましたが、私の場合、現在は義足が原因で傷ができることはほとんどありません。私にとってはすごく効果が高い、早く知りたかった情報です!

ここから、基本は過去に書いた内容です。↓

義足を使い始めて約11ヶ月。何度か傷ができることがありました。
僕にとっての主な原因を特定したので、今回はそれをご紹介します!(真面目な話ですが、男性の玉の話が出てきます。苦手な方はすみません。ご注意ください。)

僕が使っているのは大腿義足で、骨格構造、坐骨収納型、ピン式のライナー式です。

どういう意味ーー?詳しく知りたい!という方は、、申し訳ありませんがこれから書く予定の記事をお待ちください!

それでは三つの原因を書いていきます!

大腿義足でできる傷 3つの原因と対策

①義足に玉がはさまる

一番困ったのがこれでした!
義足作成中から少し気になってはいました。
しかし、痛くないときも多かったので義足の履き方やパンツの種類の問題かと思い放置していました。

※画像はイメージです。

この状態で長く歩くと痛い上に傷になることがわかり、なんとかしようと動き出しました。
対策:玉を挟んでくる部分を削る
義肢装具士さんに相談してソケットを削ってもらいましょう!義足の完成前にチェックしておくと安心です。

※どうしても義肢装具士さんに相談できるタイミングがないときは…

これは決してお勧めする方法ではありませんが、どうしても義肢装具士さんの対応が先になってしまう場合、金ヤスリを使って自分でソケットを削ることもできます。

義足の繊細なフィッティングや製品保証の観点からみれば、自分で削ることは絶対に望ましくありません。

ですが、、傷が痛い!明日も仕事!今すぐ何とかしたい!という時があり、僕はやったことがあります。

断じてお勧めはできませんが、どうしても痛くてたまらないときの最後の手段として、ここに書いておきます。

②パンツが突っ張る

※画力はお察しのとおりです。

義足にパンツが入り込んでいます。
この状態で足を前後に開くと、パンツに股間が圧迫されます。
玉の健足側に傷が出来ていて理由がずっとわからなかったのですが、ふたを開けてみればこういうことでした。

対策:義足装着時にパンツを挟まないよう気を付ける
簡単なことですがとても大切です。

③シリコンライナーで断端をカバーしきれていない

ライナーの上端が折れていると義足が直接肌に当たり痛みが生じます。

こんな感じ

対策:義足装着時にシリコンライナーがフィットしているか確認する
これもすぐにできます!義足を履くときはパンツとライナーに要注意です。

※万一ライナー自体の長さが足りない場合、ライナーのつけ方で何とかなることがあります。
立ったままor寝転がった状態でライナーを装着すると断端の上部まで来やすいです。

それでも長さが足りない場合は義肢装具士さんにご相談ください。

まとめ

この記事でご紹介したのはあくまで僕個人のケースです。
断端の状態や義足の形状など、傷ができる原因は人それぞれで、今回のように工夫や注意で完全に解消できるものばかりではありません。
義足ユーザーと関わる機会のある方におかれましては、傷についてこの記事の内容が全てではないことをご理解ください。

この記事を読んで傷や痛みが軽減する方や、「他にもこんな原因と対策があるよ!」と情報発信してくれる方、暇つぶしになった!と思ってくれる方がいると嬉しいです。
皆様が快適に過ごされることを願っています。ではでは!

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